『守れなくて…………すまない、傷付けてしまって…………………本当に、悪かった』


『誰か』は地面に膝を付き、俯いてポケモン達に謝る




「何故、お前が謝る………」




『私は罪を償う為、何度も生まれ変わった…………………そして、ポケモン達を守るため何度も生きた。だが今は守れなかった……………どんなに謝っても、足りないくらいだ』




『誰か』の真紅の瞳が潤み頬に一筋の涙が伝う



「お前は、一体誰なんだ…………………?」



強羅が訊ねると『誰か』は美しくも、悲しい笑顔を向け




『私は、かつて剣を振るいポケモン達を殺めた……………………罪人だ』



そう答えると瞳の真紅が徐々に薄れ、青に戻った



「天雅………っ!」



元に戻った天雅はその場に倒れ、ポケモン達は一斉に周りに集まった



「兄者!!」



「天雅様!」



「天雅!天雅………っ!!」



強羅は天雅を腕に抱き、必死に名前を呼んだ
すると………………



「う………強、羅……………?」



口が開き、続いて瞼がゆっくりと開いてその青い瞳に強羅を映した



「天雅!!!」



それを見て強羅は力強く天雅を抱き締め、他のポケモン達も飛び付いた




「うわっ、皆どうしたんだ?と言うかギンガ団は………………?」



「天雅、覚えてないの………?」



「幹部っぽい奴が、ドクロッグを出した辺りまで覚えてんだけど……………」




「先程までの天雅殿は、別人でござった………………」






「………何があったのか、教えてくれ」




それから強羅達は、先程起こった出来事を天雅に話して聞かせた






「そうか……………それでサターンって幹部は、アグノムがトバリにいると言ったんだな?」



「うん、確かにそう言ってた」




「それなら…………行かないとな」



天雅はそう言って静かに立ち上がる



「どうしても、行くのか?」




「あぁ、絶対にアグノムを助ける……………!」



天雅は決意した様に、凛とした声でそう答えた


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