―トバリシティ―
とあるビルの近くに、天雅達はいた
「今回は強行突破は難しそうだな…………アグノムがいるし」
リッシ湖でギンガ団に捕獲されたアグノムを助けに、天雅達は来たが
どうやって助けだすのか、良い方法が思い付かずにいた
「アグノムがあの場所にいるとなると、あまり派手な事はしたくないんだよな……………」
アグノムがギンガ団の手中にある為に、流石の天雅も慎重にならざるを得ない
「せめて、アグノムが何処にいるか分かればな…………」
助けたくても、無闇に動けず強羅も焦燥感が募っていく
すると……………
「それなら…………出来るかもしれないぞ」
誠勇が、ぽつりと呟いた
「本当にっ!?」
「あぁ、私の波導を使えば…………分かるかもしれない」
「頼む誠勇、アグノムの居場所を探してくれ………!」
「はい!」
そう言うと、誠勇は眼を閉じて神経を集中させる
すると、頭の後ろにある四つの房が震え始め、ビルの中を探っていく
「(この階にもいない……………とすると、上か)」
誠勇はアグノムがその階にいない事を感じ取ると、次の階を波導で調べる
その時、誠勇の房が一段と大きく震えた
「………!!アグノムの波導を見つけました!」
「アグノムは、何処に…………!?」
「最上階の、一番奥にいます……………!」
「分かった、ありがとう誠勇」
アグノムの居場所が分かった事で、天雅の顔に少し笑顔が浮かぶ
「此処から見ると、最上階に窓はなさそうだな……………」
「それなら、一つ下の階から入るよ」
「それが良さそうだな……………頼むぜ、駿羽!」
そう言って天雅は駿羽以外をボールに戻し、駿羽は頷いて原型の姿になると、天雅の肩を掴んで上昇した
.
1/9
prev next.