扉を開けると薄暗く広い部屋があり、そこには一人の男がいた




「来たか………………………フタバタウンの天雅」



男はまるで、天雅が来るのを待っていたかの様にそう言った





「テメェがギンガ団のボスだな………………」





「そうだ、私がギンガ団ボス………………………アカギ」





「何で、テンガン山でゴローン達を襲った?」



天雅は今すぐアカギを殴りたいという衝動を必死に抑え、静かに聞いた


「…………………あれは、お前を消す為にやった」



「なっ!俺を消すためにゴローン達を!?」





「お前は私の計画を邪魔し過ぎた…………その代償だ」





アカギが何のためらいも無く言い放つと、次の瞬間天雅はアカギに殴り掛かる、が



天雅の拳は、紫色の四枚の羽根に受け止められた





「っ!?」



「クロバット『エアカッター』」




「うわっ!!!」



「天雅っ!!!」



跳ねとばされた天雅に、強羅は慌ててボールから飛び出し駆け寄る





「天雅、大丈夫か!?」




「あぁ…………平気だ」






「そうか…………お前、よくも天雅に……!」




強羅はアカギの方を向き、怒りに満ちた瞳で睨む



「何故、自分が傷付いたわけでも無いのに怒る?」



「天雅は大切なパートナーだ…………コイツを傷付ける奴は、誰であろうと許さない………!」




いつも冷静な強羅がこれ程までに怒るのを、天雅は見たことがなかった





「大切、か………だがそれも『心』という不完全な物が生み出した………失敗作に過ぎない」



アカギは冷めた口調でそう呟いた瞬間、アカギはクロバットと共に壁に吹き飛ばされた



「貴様、もう一度言ってみろ………………」




「大切って気持ちが失敗作だ?テメェ、どこまで根性腐ってんだよ…………」



強羅は擬人化を解きクロバットを押さえつけ、天雅はアカギの胸ぐらを掴む





「他人の痛みが分からない奴に、大切にする気持ちが分かるかっ!!!」




「フフ、おもしろい……………そして興味深い」



アカギは天雅を見つめ、口角を吊り上げる




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