「アグノム達を取り戻したいのなら好きにしろ……………寧ろ、処分する手間が省ける」
「アグノム達、ってことはアグノム以外にも捕獲しているのか!?」
「あぁ、ユクシーとエムリットがいる
。では、私は全てを終わらせに………いや創りに行く…………シンオウの始まりの地、テンガン山へ………!」
アカギはそれだけ言うと、懐から『あなぬけのヒモ』を取出し、消えてしまった
「待てっ!!」
「追うな強羅!今はアグノム達を助けるのが先だ!!」
「あ、あぁ…………」
天雅の制止の声で強羅は落ち着き、擬人化をした
「このワープパネルだな……………」
天雅が部屋の隅にあるワープパネルに乗ると、身体が浮かぶ様な感覚がして次の瞬間、別の部屋にいた
「何だ此処…………研究室みたいだな」
「気味が悪い……………一体何の研究をしてたんだ」
強羅の言う通り、ガラスケースの中には緑色の液体とよく分からない物体が入っていた
「うえ、気持ち悪ぃ……それよりアグノム達だ!!」
「あぁ!」
天雅はガラスケースから目を逸らし、奥へ駆け出した
すると、一つの扉が見えてくる
そして天雅が開けると、そのではピンク・黄・青の三匹のポケモンが怪しげな機械に閉じ込められていた
『天雅!!』
部屋に入ると、ピンク色のポケモンが天雅の名前を叫んだ
「お前が、エムリット?」
『えぇ、助けに来てくれたのね…………ありがとう』
「この機械はどうすればいい?」
『後ろに大きな機械があるでしょ?アレが本体よ』
「分かった!」
天雅は頷いて本体に駆け寄り、『解除』と書いてある赤いスイッチを押した
するとエムリット達を捕らえていた機械が外れ、三匹が飛び出て来る
『『『天雅!!』』』
そして三匹は、一斉に天雅に抱き付いた
「うわっ!……………よしよし、皆生きててよかった……………」
『天雅、助けてくれてありがとうございます』
抱き付いていた黄色のポケモンが顔をあげ、天雅にお礼をする
「お前は、ユクシーだっけ?」
天雅が訊ねると、ユクシーは静かに頷いた
『はい、私はエイチ湖に住むユクシー。知識を司る者です』
「知識……………」
『天雅、アカギは何処!?』
すると、横からアグノムが急かす様に聞く
「確か、テンガン山に行くって…………」
天雅がそう言うと、三匹は一斉に顔を見合わせた
「アカギは、一体何をしようとしてるんだ…………?」
『あの男は、テンガン山の頂上に現れる「時間の神」と「空間の神」を……………呼び出すつもりよ!』
「神………を、呼び出す?」
天雅は意味が分からないと言う顔で、エムリットを見つめた
『…………もう、天雅には全て話した方がいいですね』
『そうね…………天雅、今からワタシの話す事を聞いて』
「あ、あぁ………」
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