「こういう時は頼ってよね、マスター」
「こんな場所にそんな格好でいたら、風邪くらいじゃ済まないぞ?」
少し呆れた様にそう言い、駿羽は自分の上着を天雅に着せ、炎神は頭の炎を一段と燃え上がらせた
「……………………………ありがとう。駿羽、炎神」
天雅がお礼を言うと、二匹は「どういたしまして」と笑って返事を返した
「んじゃ、行くか!」
天雅は右手で炎神の手を握り、左の手は駿羽と繋いで雪の中を歩き始めた
しばらく歩くと向こうの方に、山頂に続くと思われる入り口が見えてくる
「もうすぐ着くな………槍の柱に」
天雅は炎神と駿羽をボールに戻し、歩き始める
上っていくにつれて天雅の心臓は早鐘のように高鳴り、身体に緊張感が走る
「………………出口だ」
歩き続けていると上の方に光が見え、天雅は駆け出した
そして、外に飛び出すと…………………
そこには古代の遺跡が広がっていた
「此処が…………槍の柱」
槍の柱はその名の通り、槍の形をした柱が無数に立ち並ぶ遺跡だった
「アカギはっ………?」
「ボスなら遺跡の奥よ」
「ずいぶん早かったわね、ボウヤ」
「っ!!?」
声のする方を向けば、そこにはかつて戦ったギンガ団幹部、マーズとジュピターの姿があった
「テメェら…………!!」
「此処まで来たのは誉めてあげるわ、でもこれ以上は行かせない……………スカタンク!!」
「ボスの邪魔をする奴は、徹底的に排除する!…………行きなさいブニャット!!」
二人は天雅の前に立ちはだかり、それぞれポケモンを出した
「そっちこそ邪魔すんなっ!!!」
天雅もボールを投げ、炎神と駿羽を出す
「もしかして、あの時のムックルにモウカザル?」
「リベンジさせてもらうわよ!ブニャット『シャドーボール』!!」
マーズのブニャットは飛び上がり、炎神に向けて『シャドーボール』を打ち出す
「駿羽、炎神を守れ!!」
「分かった!!」
駿羽は炎神の前に飛び出し、代わりに『シャドーボール』を受ける、が
直撃を受けたにも関わらず駿羽は平然としている
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