その時、炎神と駿羽が天雅の前に立ち、ブニャット達を退けた
「炎神!駿羽!!」
「こいつらは俺達が押さえる!!!」
「だからマスター!早く赤い鎖を!!!」
戦いながらも、二匹は天雅に向かって必死に叫ぶ
「…………頼むぞ!炎神、駿羽!!!」
天雅は思い切って二匹に背を向け、アカギの方へ走った
「アカギィっ!!!」
「此処まで来るとは……………だが、もう遅い!!!」
今のアカギは欲望に満ちた表情をしており、トバリで見たのとはもはや別人だった
そして、アカギの感情に呼応する様にディアルガとパルキアが暴れる
「くっ…………!」
「見たか、赤い鎖の威力を!ディアルガとパルキアの力は、もはや私の力なのだ!!!」
そう叫んで高笑いをするアカギを、天雅は冷たく睨み付ける
「テメェの力だと?ふざけるのもいい加減にしろよ……………無理矢理縛り付けて、自分の好きなように動かしてるだけだろうがっ!!!」
天雅はアカギを睨み付け、そう怒鳴った
「正気を奪って、いいように使って……………ポケモンは道具じゃねぇっ!ちゃんと命があるんだ!!!」
ディアルガとパルキアの叫ぶ声は、天雅には苦痛の叫び声に聞こえ
二匹の瞳に光は無く、正気は無かった
「絶対に救ってやる…………ディアルガ、パルキア!」
天雅は叫び、剣を鞘から引き抜いて構えた
その純白の刃に映るのは、美しくも鋭い、青き瞳…………………
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