「……何故お前は、そこまでする?」


アカギが静かに聞くと、天雅は見事な笑顔で



「大切なものを、守りたいから」


と、答えた



「フ……やはりそう言うか」



「当たり前だ」



「この鎖は…………お前にやる」



アカギはそう言うと、天雅に二本の赤い鎖を渡した



「ありがとう」



天雅が鎖を受け取り、安心したその時




『天雅!危ないっ!!!』



「えっ!?」



上空からエムリットが叫ぶ声が聞こえ、次の瞬間、パルキアの『あくうせつだん』が襲い掛かってきた




『まもる!!!』



すると、エムリットが天雅の前に飛び出して『まもる』で天雅達を覆った



「エムリット!」



『天雅!平気!?』



なんとか『あくうせつだん』を防ぐと、エムリットは天雅に飛び付く



「あぁ大丈夫、ありがとうエムリット!………それより、パルキアはどうしたんだ!?」



『どうやら、赤い鎖の力で暴走しているみたいなの…………!一刻も早く止めないと』



「分かった!エムリット、赤い鎖を!!」



天雅がエムリットに鎖を渡すと、ユクシーとアグノムが飛んできた




『これで、パルキアの暴走を止められます!』



『天雅!ディアルガの方を頼んだよ!!』



『行くわよ!!』



三匹は頷き合い、赤い鎖を持ってパルキアの頭上に飛んで行く




「さぁ、俺の方も………………………!!!



その時、ディアルガの放った『ときのほうこう』が、天雅目がけ飛んできた




「強羅!誠勇!破山!一斉攻撃!!!」



天雅はすかさず指示を出し、強羅達は『ときのほうこう』に向かって攻撃を撃つ



しかし三匹がかりでも軌道を逸らすのが精一杯で、『ときのほうこう』の衝撃は天雅達を襲う



「うわあぁああっ!!!」



「天雅殿!!!」



「マスターっ!!!」



武刀は飛び上がり、衝撃で吹き飛ばされた天雅をなんとか受け止めた




「う…………武刀、ありがとうな!!………剣が、無い!!!」


すると、先程まで天雅の手にあった剣がなくなっていた



「ど、何処に飛んだんだ!?…………あっ!」



慌てて周りを見ると、ディアルガの近くに剣は落ちていた




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