「天雅様が無事で…………本当によかった……!」
「天雅が生きててくれた事が、僕は何より嬉しいよ」
「天雅殿がいるから、我らの生きている意味があるでござる」
すると誠勇・破山・武刀の三人は、そっと天雅に触れて囁く
「ありがとう、みんな…………本当にありがとう」
そう言って天雅は、花が咲くかの様な美しい笑顔を溢した
―三日後―
傷も大分治り、十分動けるようになった天雅は、無事に退院した
今天雅達がいるのは、『昔を伝える町』カンナギタウン
テンガン山の麓にあるこの町は、シンオウの大地が生まれた時から在ると言われ
町の中央には、大昔のポケモンを彫った壁画と祠がある
「ふーん、コレが壁画かぁ…………」
そして天雅は今、その壁画の前に立っていた
「天雅、この壁画に彫られているポケモン……………」
「あぁ……………ディアルガとパルキアに、似てる」
壁画に彫られているポケモンは、槍の柱に現れたディアルガとパルキアに似ていた
「ねぇマスター、ここに文字が彫られてるよー」
「ん?えーと………」
駿羽の言う通り、ディアルガとパルキアの壁画にそれぞれ文字が刻まれていた
ディアルガの方には
じかんとは
とまらないもの
かこと みらい
そして いま
一方、パルキアの方は
くうかんとは
すべての ひろがり
そして
こころも くうかん……
と刻まれていた
「時間と空間…………か、俺たち、本当にこの二匹に会ったんだもんなー」
「あの二匹は、我らとは次元が違う…………そう感じたでござるよ」
「強いとか、最早そういう領域ではない……………」
「同じポケモンでも…………神様なんだな」
ポケモン達の心にも、二匹の圧倒的な力と存在感が深く刻まれていた
―祠―
一番奥には、三角形に並んだ何かと、その中心で光る何かが描かれていた
「不思議な絵だな……………」
「この絵も、ディアルガとパルキアに関係する絵なのかもね」
「これ、ポケモンなのかな……………」
『クスクス、正解よ』
「あ、そーなんだ!………え?」
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