七人の誰でも無い声に、全員が一斉に振り返ると



『天雅、体の調子はどお?』



目の前にフワフワと宙に浮かぶ、ピンク・青・黄色のポケモンがいた



「ユクシー、アグノム、エムリット!!」



『来ちゃった』



エムリットはニコッ、と笑って天雅の周りを飛び回る



「お前達、どうしてココに…………」



『そんなの、天雅が心配だからさ』



『事後報告もしませんとね』



ユクシーとアグノムも同じように、ふよふよと天雅の周りを飛ぶ



「事後報告?」



『うん、そうよー』



『鎖を破壊した後、ディアルガとパルキアは無事に正気に戻った』



『二匹は、貴方達に感謝していましたよ』



天雅はそれを聞いて安心したが、ふっと疑問が浮かんだ



「そっか、よかった…………そう言えばエムリット、ギラティナって誰なんだ?」



『…………ギラティナは、この世の裏側にある「破れた世界」に住む、冥府の神よ』



「冥府、とは…………冥土の事でござるな」



「冥土って、あの世の事だろ………!?」



「シンオウには、神と呼ばれるポケモンが…………まだいたのか」



想像を遥かに超えた事実に、天雅達は呆然とするしかない



『ギラティナはある出来事から、「破れた世界」へ閉じ込められたんだ』



『そしてギラティナを閉じ込めたのが、この絵の中心に描かれている者……………「創世主」なのです』



ユクシーとアグノムはそう言うと、壁に描かれた不思議な絵を見た




「『創世主』………ディアルガとパルキアの事か?」


天雅が聞くと、エムリット達は首を横に振る



『いいえ、ディアルガもパルキアも「創世主」が生み出したポケモンよ』



「ディアルガとパルキアを生み出した……………!?」



『「創世主」は全ての始まり、最初のポケモン…………世界そのものと言っても過言ではありません』



『つまり「創世主」の力なら、世界一つを生む事も壊す事も出来る……………』


『「創世主」こそが、全てを生み出した神なの』



エムリットがそう言い終えると、天雅は声も出ないという顔をしていた




『でもまぁ…………ディアルガ・パルキア・ギラティナの三匹は、アナタを気に入ったみたいね』




「……………………は?」



エムリットのいきなりの爆弾発言に、天雅はぽかーんと口を開ける



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