「おーい!お前どうしたんだ?」
一方天雅がポケモンに近付きながら話し掛けると、そのポケモンは驚いた様子で走るのを止め天雅を見つめてくる
「なあ、どうしてそんな必死に走ってるんだ?」
「………………」
「大丈夫、何もしねぇよ」
「ヒ、……ヒコーーーっ!!!」
そう言ったにも関わらず、そのポケモンは警戒した様子で天雅に飛び掛かってきた
「うわっ!?な、何もしないって言ってんだろ!?」
必死でかわす天雅に対し攻撃を続けるポケモンだが、その時凄まじい竜巻がポケモンを襲った
「あっ……強羅!!」
天雅が振り向くとそこにはギャラドスに戻った強羅の姿があり、次の技を出せるよう体勢を整えている
「(次の攻撃がくるぞ!!)」
そして強羅の言う通り、相手のポケモンの体は炎に包まれていた
「あの技は………『かえんぐるま』か!それなら、強羅!尻尾で受け止めろ!!」
全身を燃え上がらせ炎の塊となって突っ込んでくる相手に対し、強羅はそのポケモンを尾で受け止めてみせる
「そのまま『アクアテール』!!」
そして強羅の技『アクアテール』で尾は水を纏い、炎を弱めポケモンを投げ飛ばす
「よし、今だ!モンスターボール!!」
天雅はバックからボールを取り出し、宙に投げ出されたポケモンに向かって放ち
ボールは的確にポケモンを捉え、中に吸い込まれていく
「…………………」
ポケモンを吸い込んだボールの動きが止まる瞬間まで天雅は固唾を飲んで見守り、やがてカチリという音と共に動きは止まった
「ふぅ………よし!ヒコザルGET!!」
「ヒコザルって言うのか?」
「ああ、さっき思い出してさ。それにこいつ進化すると格闘タイプになるって聞いたし!とりあえず、PC行って回復させねーと……」
バトルを終えて自分を覗き込んでくる強羅をボールに戻し、天雅は再び走りながらポケモンセンターへ向かう
.
3/5
prev next.