「……………………え?」


「だから!おくすりヤだったの!!!」


「薬…………ですか……?」


思いもよらない言葉にポカンとする天雅に、研究員が苦笑いを浮かべて説明をする


「このヒコザル、大の薬嫌いでね。今日も飲ませようとしたら逃げられちゃって…………」


「はぁ……さいですか………」


悪い奴にでも追われていると、勝手に想像してた天雅は安堵すると同時に小さなため息が漏れる


「君には迷惑を掛けてしまったね、それじゃあそろそろ帰るよヒコザル」


だが研究員のその言葉を聞いて、天雅は大切なことを思い出した


「あっ!ちょっと!!」


「ん?何だい」


「えーと、すごく言いづれーんだけど……そのヒコザル、さっき俺がゲットしちまったんだ………あはは」


まさか新人トレーナーのためのポケモンだとは思っていなかった天雅は、申し訳ないとばかりにヒコザルのボールを見せ


「「ええーっ!!?」」



それを聞いた研究員二人の声が、マサゴの青空に虚しく響いたのだった…………




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