「…………………………はい?」



いきなりの突拍子もない発言を理解するのに、天雅はしばらく掛かった



「あのさ、悪ぃケドもう一度言ってくれる?」



「あ、はい!私はくうかんポケモンのパルキアですよ!!」





にこにこにこにこ






「そうか、パルキアかー……………………………パルキアぁぁっ!!?


笑顔を崩さず答えてくれた男性に天雅は一瞬納得するが、すぐに形相を変えて叫ぶ




「パルキアって、ディアルガと同じ伝説のポケモン……………!?」



「そんな、大したことありませんよ………っ」



天雅が眼を丸くして言うと、パルキアらしき男性は照れた様に笑った

するとその時、店のドアが開いて青い服の男性が入って来る



「帰ったぞー………って、何だ珍しく客か?」




「お帰りなさいディアルガ!」




「ディアルガぁぁぁっ!!?」



さらりと口に出された伝説のポケモンの名前に、天雅はまたもや絶叫してしまう



「あ?…………お前、天雅か?」




「!!…………(こくこく)」




ディアルガと呼ばれた男性に聞かれ、天雅が必死に頷くと「そうか………」と呟いて近づいて来た



「ま、もう分かってるだろうが一応言っておく……………俺はじかんポケモン・ディアルガだ」



ディアルガは水色の髪に、胸元の開いた青い服を着ていて
首には金剛玉のアクセサリーを付けていた



「にしても、やっぱ美人だなお前」



「え?」



ディアルガはニヤリと怪しい笑みを見せると、天雅に顔を近づける


すると、ディアルガから酔いそうな程の酒の匂いが漂って来た



「ん!?………酒の匂い?」



「あ、ディアルガ!またお酒飲んで来ましたね?」



強烈な酒の匂いに天雅が顔をしかめると、パルキアは困ったようにため息を吐く



「ほどほどにして下さいと何時も言っているのに」



「固いこと言うなよ、な?天雅」




「うおぁっ!?」




ディアルガは機嫌良さげに言うと、天雅を思い切り抱き締めた

それを見て、今まで黙っていたポケモン達からブーイングが起こる



「ちょっと!マスターにくっつかないでよっ!!」



「天雅様の身体に気安く触れるなっ!!」



「天雅を放せ………っ」




強羅は低い声で言うと、天雅をディアルガから引き離して自分の腕に収めた



「大丈夫か?天雅」



「あ、あぁ………別に何とも無いぜ」



「ふーん、かなり愛されてるな………」



二人の様子を見て、ディアルガ少し残念そうに呟く



.
4/7
prev  next
.