「あのさ……………パルキア」



「何ですか?」



すると強羅の腕に抱かれていた天雅が、ふいにパルキアの方を向いた





「俺、色々聞きたい事があるんだ」



「聞きたい事、ですか?……………いいですよ!」



パルキアはにっこりと笑うと、そう答えた




「じゃあ、お茶でもしながら話しましょう」


「ありがとな!」




そして天雅は強羅の腕から抜け出し、パルキアと一緒に店の奥へと行ってしまった



「あ、兄者………!」


「行ってしまったでござるな………」




「僕達も行こうか、お茶出してくれるって言うし」



するとポケモン達も、天雅後に付いて奥に入って行った



「……………まったく」



それを見て強羅は小さくため息を吐くが、突然ディアルガに背中を押された




「とりあえず上がれ、これでもお前達には感謝してんだ」



「…………………あぁ、分かった」




ディアルガがニヤリと笑うと、強羅は静かに答えて奥に進んだ




―その後―



店の奥へと通された天雅達は、テーブルを挟んでパルキア達と向き合っていた




「さてと…………それで、聞きたい事って何でしょうか?」



パルキアがにこりと微笑み改めて聞くと、天雅は気になっていた事を話し始めた



「まずさ、お前達二匹はこんな場所で何してんだ?」



「私は、自分の能力を生かして引っ越し屋をやってるんですよ」



「むぐむぐ……………パルキアの能力?」



すると、お茶菓子を頬張っていた駿羽がパルキアに聞き返す



「私は空間移動の能力を持っています、ですから物を他の場所へ移す事も可能なんです」



「つまり、その力で引っ越し先まで移動させちゃう………って意味?」




「はい!いつもは家具のみですが、ご要望があれば家ごと引っ越し出来ますよ!!」



お茶を啜りながら訊ねる破山に、パルキアは引っ越し屋らしい爽やかスマイルで答えた



「便利だけど…………………怪奇現象って思われそうだな」



引っ越しの場面を想像してみた天雅は、若干苦笑いをした



「それでは、ディアルガ殿は何をなさっているのですか?」




「いや、俺は何もやってねー」



「…………ニートか?」



強羅に言われると、ディアルガは「うるせー」と言葉を返して話しだす




「そもそも、商売やってる伝説のポケモンなんてコイツくらいだぜ?別に、んな事しなくても困らねぇのに………」



「でも私は、ディアルガみたいに遊んで暮らすのは向いてませんし、この方が楽しいです」




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