パルキアがそう答えると、ディアルガは少々呆れた様子でため息を吐いた




「そういや天雅、お前こそ何で此処に居んだよ?」



「俺達は修行の為に、この山で山籠りしてたんだ」



「山籠りですか…………何日くらいやっているんですか?」




「んーと…………二週間くらい?」



けろっとして言う天雅に、ディアルガ達は思わず眼を見開いた



「二週間てお前………っ、年頃の女がやる事か!?υ」


こんなベッドもシャワーも無い山の中で、とディアルガは衝撃を受ける



「別に平気だぜ?俺、野宿慣れてるし」



「普通なら嫌がるトコなのに………お前って奴は」



「コイツに女らしさを求めるのは無謀だぞ、ディアルガ…………」




片手で頭を押さえるディアルガに対し、とうの昔に諦めた強羅はいたって平然としている


すると、何か思いついたパルキアが天雅に提案した



「あの、天雅さん……………もしよろしければ、なんですが」



「ん、何?」



「修行の間、この店に泊まりませんか?」



「え!?」



パルキアの思ってもいなかった言葉に、天雅は一瞬驚くが
すぐに首を横に振った



「ありがとなパルキア………でも、お前達に迷惑掛けるワケには……」



と言いかけると、突然ディアルガが頭をグシャグシャ乱暴に撫でた



「何が迷惑だ、俺達はお前に借りがあんだよ!コレくらいどうって事無い」



「いや、でも……………」



「まだ言うか!…………………だったら、頼みを聞いてくれよ?」



するとディアルガは手を止めて、天雅を見つめた



「頼みって、何だ?」



「…………天雅、俺とパルキアに名前を付けてくれ!」


「名前を…………っ?」



予想外のディアルガの頼みに天雅は驚くが、パルキアの方は顔を輝かせた



「いいですね!是非お願いしますっ」



「本当に、そんな頼みでいいのか?」




「あぁ十分だ、それなら貸し借り無くなって、気兼ねしないで泊まれるだろう?」



ディアルガはそう言うと、ニヤッと笑い片目を瞑ってウインクをした
一方パルキアも、優しく笑って返事を待っている




「よし!…………分かったぜ!!」



そして、少し間を置いてから天雅は満面の笑顔を浮かべて答えを出す




「だよな」



「取引成立、ですね」




「じゃあ、名前だな………………んー」



天雅はさっそく二匹の名前を考え始め、しばらく唸っていたが
いい名前が思い浮かんだらしく、パッと花が咲く様に笑った



「それじゃあ、ディアルガは永久(トワ)で、パルキアが心空(シンクウ)だ!!」



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