中に足を踏み入れると、そこも扉と同じような真っ白な部屋が広がっていて




そしてその奥には白い玉座があり、其処に一人の男性が座っていた



「よぉ、久しぶりだなディアルガ・パルキア」



その男性はニィ、と口角を釣り上げ二人に声を掛ける



「はい、お久しぶりです!」



「へいへい、久しぶりー」



「相変わらずで結構!………………ん、その子誰?」



すると『創世主』は天雅に気付き、二人に聞く



「彼女は天雅さん、以前私達を助けくださった方です」




「あぁ、その姿…………『黒白の騎士』だな?」



『創世主』は眼を細めて笑い、玉座を離れて天雅の元へ近づいた



「天雅、だったな?………俺はそうぞうポケモン・アルセウスだ」



「アルセウス……………」



アルセウスと名乗った男性は、着物のような真っ白の服にそれと同じ色の、床に付きそうな程の長い髪


そして、不思議な形の首飾りを身につけていた




「ふーん、綺麗だな…………………キスしちゃお」



「は!!?」



「アルセウス…………てめっ」



するとアルセウスは一層笑みを深め、天雅に顔を近付ける


その時…………後ろで扉の開く音がした




「!!……………天雅っ?」




「え………………っ?」




聞き覚えのある声に、天雅が扉の方を見ると




そこには、ギラティナ・冥竜の姿があった



「冥、竜……………っ!」


「何故、此処に…………………………、っ!!」



すると天雅のすぐ近くに、キスしようと迫っていたアルセウスの姿を見ると

目の色を変えて、天雅に駆け寄った



「貴様……………っ、天雅に近づくな!」


「あっ…………!」



冥竜は明らかに怒りを感じ取れる声でそう言うと、アルセウスから引き離すように、天雅を抱き締めた



「ちっ……もう少しだったのに」



「貴様、天雅には触れるな…………っ」



「冥竜……………」



冥竜はアルセウスを睨み付け、一層強く天雅を抱き締める



「冥竜…………どうして此処に?」



「私は、この者に呼び出されたのだ……………」



冥竜はそう言うと、アルセウスを怪訝そうに見つめる



「何だよその顔……………俺が呼ばなきゃ、あの世界から出れねぇクセに」



アルセウスの言葉を聞いて天雅は、此処に来た目的を思い出した




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