―ポケモンリーグ―



ナギサから北上し、チャンピオンロードを抜けたその先に在る
ポケモンバトルの最高機関


そこは、ジムリーダー以上の実力者である四天王と、さらにその上を行くシンオウ最強のトレーナー・チャンピオンが待ち構え



彼ら五人に勝ち抜けば『殿堂入り』が認められ、新しいチャンピオンになる資格が与えられる





そして天雅はリーグに入り、これから四天王とのバトルを行う闘技場に向かっていた



「(いよいよ始まるんだな………ポケモンリーグでのバトルが)」



リフトに乗り上に向かう間にも、天雅の心臓は早鐘のように鼓動する



「落ち着け……………大丈夫だ」



何度も自分に言い聞かせているとリフトは止まり、闘技場への入り口が見えた



「行くぞ…………皆っ」



天雅は腰のボールに触れ、一呼吸置き
闘技場へ足を踏み入れた



闘技場は、天雅がバトルをしたどのフィールドより広く、緊張感が一層高まる


そしてフィールドの反対側には、四人のトレーナーが待ち構えていた



「ようこそ、ポケモンリーグへ」




するとその中から、眼鏡を掛けた紫色の髪のトレーナーが進み出る



「天雅さんですね?私は四天王の将、ゴヨウです」


ゴヨウが名乗ると、他の三人も前に出て来る



「僕は四天王のリョウ!君の最初の相手だよ」



リョウは黄緑色の髪をしていて、四人の中では一番年下に見える



「私はキクノ、ほほほ!噂通りの可愛い子ね」



キクノは優しげな顔で、四人の中では最年長



「よぉ天雅!ナギサ以来だな!!」



そして特徴的な髪型をしているのは、ナギサで出会ったオーバ


テレビや雑誌で何度も見ている四天王だが、実際に会ってみると、実力者に相応しい雰囲気を感じる



「では、簡単に試合形式を説明しましょう」



ゴヨウが言うと、天雅は黙って頷く


「まず私達四天王とのバトルは、三対三のシングルバトル
一人勝ち抜くごとに十分間のインターバルになります、ポケモンの回復はその時に
そして私達全員に勝ち抜けば、チャンピオンとバトルする資格が与えられます」



「………………分かった」



「では、早速始めましょうか」



ゴヨウはそう言うと、リョウだけをフィールドに残して、他の二人と一緒に後ろの方へ下がる



そして審判がやって来て、リョウと天雅はサイドに立つ



「これより、四天王・リョウとチャレンジャー・天雅による試合を始めます!
使用ポケモンは三体、先にどちらかのポケモンが全て戦闘不能になった時点で、試合終了です!
それでは両者、ポケモンを!!」


「格好よくて綺麗な、虫ポケモンの強さを見せてあげるよ!行け、ハッサム!!」



「ハッサムか、じゃあ俺は………行ってくれ!破山!!」



「ハッサム対ドサイドン、試合開始!!!」



「ハッサム!『つじぎり』!!」



「破山!『かわらわり』!!」



審判の声が響くと、お互いは一斉に動きだした



そしてハッサムのハサミと破山の手刀がフィールドの中央でぶつかり、競り合いになる


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