「成る程、こ、こうでござるな…………」
……………ちゅぅ
「武刀ぉーーーっ!!??」
そして武刀も破山のやった通り、額にキスすると
天雅は叫んで気絶してしまった
「あ」
「天雅殿!?」
「大丈夫、気絶しただけだよ」
そう言うと破山は天雅を担ぎ上げ、武刀もそれに続いて闘技場を後にした
その晩、リーグから借りた部屋で天雅達はぐっすり休み、次の朝を迎えた
―翌日―
「では天雅様、闘技場へどうぞ」
「はい…………!」
受付の女性に案内され、天雅は闘技場に向かっていた
すると、まだフィールドに入る前なのに、大勢の人の声が聞こえてくる
チャンピオン戦は一般人の観戦が認められ、テレビでも放送される程に注目が集まる試合
昨日以上のプレッシャーがのしかかり、流石の天雅も手足が震えてきた
すると……………
「天雅、大丈夫だ…………俺達が一緒にいる」
という強羅の声が、ボールから聞こえてきた
「強羅……………っ」
「俺達は全力で戦う、勿論………トレーナーのお前も一緒にな」
「あぁ、俺達は『一緒』だもんな…………相棒!」
「その意気だ」
強羅の言葉で天雅は肩の力が抜けたのか、普段通りの笑顔になった
その時……………
『それでは、チャレンジャー・天雅の登場です!!!』
という声が闘技場から聞こえて来て、天雅はフィールドへ駆け出す
そして天雅が闘技場に姿を現すと、嵐のような歓声が巻き起こった
観客席には、天雅がこれまで戦ってきたジムリーダーや、ギンガ団員達
そして、天雅の熱狂的なファンも多くいた
「スゲー人気だな、アイツ」
「それは、天雅さんだからですよ」
「……………天雅」
そして中には、永久・心空・冥竜の姿もあった
『それでは、登場していただきましょう!シンオウチャンピオン・シロナ!!!』
「………………!!」
すると天雅とは反対の方向から、黒いコートを身に纏い、長い金髪を揺らして一人の女性が歩いて来た
「あの人が、シンオウ最強のトレーナー…………………シロナ」
「天雅ちゃん、お互い全力を出し切りましょう!!」
サイドに立ったシロナが天雅に向かって言うと
「……………はいっ!!!」
天雅は、ニヤッと笑って返事をした
『ではこれより、チャンピオン・シロナ対チャレンジャー・天雅の試合を行います!
使用ポケモン六体のフルバトル、交代無しの勝ち抜き戦です!
両者、ポケモンを!!』
「頼むわよ!ミカルゲ!!」
「行ってくれ!武刀!!」
『ミカルゲ対エルレイド…………試合開始っ!!!』
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