「くっ…………だったら炎神!『からげんき』!!」
天雅は思わず焦り、炎神に指示を出したが
それが命取りとなった
「『アイアンヘッド』!!」
シロナの声が響くと、ガブリアスはスピードを上げて炎神に近づき『アイアンヘッド』を決める
「……………炎神っ!!!」
天雅が名前を呼ぶが、既に炎神の体力は無くなっていた
『ここでゴウカザル戦闘不能ー!さすがガブリアス、圧倒的な強さです!!!』
「炎神ありがとう、お前の頑張り……………絶対無駄にしない!」
そう言って天雅は炎神を戻し、最後のボールを宙に投げた
「頼むぜ……………強羅っ!!!」
「あぁ…………!」
『それではラストバトル、ガブリアス対ギャラドス…………試合開始っ!!!』
「ガブリアス!『ドラゴンクロー』!!」
「強羅!『アクアテール』!!!」
試合が開始すると、両者は息も吐かせぬ速さで技を指示し、そしてぶつかり合う
「下がって『アイアンヘッド』!!」
ガブリアスは素早く後ろに下がり、すかさず『アイアンヘッド』で向ってくる
「『りゅうのはどう』で防げ!!」
しかし強羅は口から衝撃波を出し、その勢いでガブリアスの動きを止める
「今だ!『ゆきなだれ』!!」
ガブリアスの動きが止まった隙を突いて、強羅は『ゆきなだれ』を起こす
「ガブリアス!『だいもんじ』!!!」
「なっ…………!?」
だが炎技の『だいもんじ』が『ゆきなだれ』に当たると、雪崩はたちまち溶けて形を無くす
「そこで『ドラゴンクロー』!!」
「ぐあっ!?」
「強羅!!」
「安心しろ、まだ余裕だ…………!」
『ドラゴンクロー』を受けて強羅はふらつくが、すぐに体勢を直してガブリアスの方に向き直る
「よしっ……………強羅!『ゆきなだれ』!!!」
強羅の言葉を聞くと、天雅はまたしても『ゆきなだれ』を指示した
「氷タイプの技は効かないわよ!『だいもんじ』!!」
しかし、先程と同じように『ゆきなだれ』に高温の炎が放たれた
「強羅!炎に『アクアテール』だ!!」
「了解」
天雅が叫ぶと、強羅は前に飛び出して『だいもんじ』に向けて『アクアテール』を振り下ろした
すると、水タイプの技を受けた『だいもんじ』はみるみる蒸発し、消えてしまう
「しまった!炎が消えた……!!」
「そして、頭上からは『ゆきなだれ』が襲う………!!」
天雅がそう言ったのと同時に、ガブリアスの頭上に『ゆきなだれ』が降る
「ガブリアスっ!!」
「効果抜群、みたいだな……………」
天雅はそう言ってニヤリと笑うが、その反面一瞬でも気を緩めれば負けると、直感で感じていた
「強羅!『りゅうのはどう』!!」
「飛んで躱して!!」
するとガブリアスは強羅の『アクアテール』が決まる直前、翼を広げて空へ飛び上がる
「ちっ、躱されたか…………もう一度『りゅうのはどう』!!」
「ガブリアス!スピードを上げて!!」
上空を飛び回るガブリアスに『りゅうのはどう』を放つも、スピードが圧倒的に違う
「ガブリアスは音速で飛ぶって言うけど……………………本当だったな」
目にも止まらないスピードで飛ぶガブリアスに、天雅の焦燥感は募っていくばかり
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