―ポケモンリーグ―



チャンピオン戦を終えて数時間後、天雅達はリーグの宿泊施設にいた


そして天雅は今、誰もいないロビーにいてテレビ電話で誰かと話している最中だった




「あぁ、別に構わねぇよ…………仕事忙しかったんだろ?うん、ありがとう…………それじゃ、たまには家に帰って来いよ……………親父」



そして天雅は画面に映っている相手に笑い、電話を切った


すると、後ろから足音と聞き慣れた声がした



「天雅、此処にいたのか」



「あ、強羅」


「………久々に、話せたか?」



そして強羅は、天雅の電話の相手が誰なのか気付き、そう聞くと


天雅は小さく笑って、近くのソファーに腰を降ろした



「まぁな……………俺が旅に出てからは、一度も連絡してなかったし。それなりに喋った」



「あの人も、忙しい人だからな…………」



強羅は静かにそう言うと、天雅の隣に座った



「そのうち、俺の方から会いに行くつもりだ。親父も、待ってるだろうしな」



そう呟く天雅の瞳には、微かだが闘志が感じられた



「今から考えてどうする、今日はもうバトルの事は考えるな。チャンピオン戦、終わったばかりだろう…………」


「バトルマニアの俺には、かなり無理な話だぞ?」


「お前はバトルマニアと言うより、修行オタクだ」




「うるせー、誰がオタクだ。バトルとか修行って、辛い時もあるけど…………強くなれるから好きなんだよ」


天雅が口を尖らせて言うと、強羅は大きな手で天雅の頭を撫で



「いくら好きでも、四六時中考えてたら保たないぞ………………だから」




…………………ぎゅっ




「強羅……………?」



「今は、俺のことだけ………………………考えてろ」


そう囁いて、天雅を抱き締めた




「分かった、そうするよ…………………強羅」



それが強羅なりの優しさだと感じた天雅は、抱き付いてその胸に顔を埋めた




「ありがとう……………強羅」






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