しばらく木立の中を進んで行くと、向こうの方で何かがキラキラと光った



「あっ…………見えてきた!!」




すると天雅は興奮した様な声を出し、その方向へ一直線に走りだした


ポケモン達も、駆けていく天雅の後を急いで追い掛ける



そして目の前が突然開け




そこには、大きくて美しい湖が広がっていた


「久しぶり………………」



天雅は懐かしそうに呟き、ゆっくりと湖に近づいた



「久々に来たが………………………変わらないな」



「あぁ、旅立ったあの日と同じだな……………『シンジ湖』」



天雅と強羅が出会った湖、『シンジ湖』


そこには感情の神と言われ、天雅達の旅にも大きな関わりを持った


エムリットが住む湖



「どうだ皆、シンジ湖は?」



天雅はポケモン達の方を振り向き、笑顔で訊ねる



「うん!すっごく綺麗!!」



「こんな綺麗な湖、初めて見た!!」





「あまり美しいので、何と言えばいいか………」




「静かでいい場所だねー」



「心が洗われるでござるよ」



するとポケモン達は、美しい湖を前に次々に感想を言っていく



「そっか、良かった!」




それを聞いて、天雅はまるで自分の事のように喜んだ


そして次に、口元を引き締め真っ直ぐな瞳で言う



「俺達はもっと強くなる、これからも…………『一緒』にな!!!」




「勿論でござる!」



「ずっと傍にいるよ」



「愛しい貴女の為ならば」



「何処までも行くよ!!」



「そして、強くなる!」



「一緒に強くなるからな、…………天雅!」




10年前に交わされた約束



そしてこの湖で、再び約束が交わされる




「ありがとう…………皆。さてと……………んじゃ、フタバタウンに帰るぜ!!!」



天雅は満面の笑顔を見せると、自分の故郷に向かって歩き始めた


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