―三時間後………―




「それでは……………………天雅さん、リーグ制覇おめでとうございます!!!」



心空の声が響くと、一斉にクラッカーが鳴ってお祝いが始まった



「スゲー!ありがとうっ!!」



家の中はすっかり飾り付けがされ、テーブルには様々な料理が並べられている



「沢山作ったんで、どんどん食べて下さいね」



「うん!いただきまーす!!」



天雅はそう言うと、早速料理を口に運ぶ



「んー、メチャクチャ美味いー!!!」



料理を食べた天雅は、顔に満面の笑顔を浮かべて無邪気に喜ぶ



「喜んでもらえて良かった」



「普段、料理は天雅に任せきりだったから、自信無かったんだ」



すると、それを見た破山と強羅が安心した様に息を吐いた



「すっごく美味いぜ!強羅、破山!」



にぱぁ、と音がしそうな程の眩しい笑顔に、破山と強羅は嬉しそうに顔を赤くする



「あ、ホントだ!おいしー」



「強羅達、料理出来たのか……………」



駿羽はパクパクと料理を食べ進めていき、誠勇は少々驚いている様子である



「料理も出来るなんて…………んぐんぐ、凄いな!!」



「炎神殿、口元にソースが付いているでござるよ」



二人を尊敬の眼差しで見ている炎神に、少し呆れた様に笑って拭くものを手渡す武刀



「心空も一杯やれよ!」


「いえ、私はお酒は………」


「相変わらずの酒豪だな」



一方、どこからか酒を持ち出した永久は、上機嫌で心空に酒を勧め
冥竜はその横で、ゆっくりと酒を飲む




こうして、賑やかなお祝いは平和に過ぎて行く





…………はずなのだが




「天雅ー!」



「どーした永久?」



不意に永久が席を立ち、天雅に抱き付いてきた
そして、ジュースらしき飲み物の入ったグラスを差し出す



「ほら、ジュース」


「あ、サンキュー!ちょうど喉が渇いてたんだ」



そして天雅は疑う事無く、グラスの中の飲み物を飲む



「美味しいなー、このジュース!…………あれぇ?」



だが、半分ほど飲んだ頃……

頭がぼんやりし、妙に気分が良くなってきた



「何か、スッゲー楽しいかもー」



頬はうっすらとピンク色に染まり、明らかに様子が変わってきている


「ん?大丈夫か天雅………顔が赤いが」



するとその様子に気付いた冥竜が、心配そうに天雅に聞くと



「別にぃ、大丈夫だよ冥竜ぅ〜」



と、ニコニコ笑って勢いよく抱き付く

すると何故か天雅から、アルコールの様な香りがしてきた



「天雅?この匂い、まさか酒か………!?」


「えっ?天雅さん、お酒飲んじゃったんですか!?」



「お酒なんか飲んでないよぉー、さっき永久が美味しいジュースくれたケドねぇ」



天雅が上機嫌でそう言うと、ポケモン達の視線が一斉に永久へと向けられた



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