その日はPCで部屋を取り、日が暮れる頃には助けたポケモンも目を覚ましたので
トレーナーではないが、一先ず天雅が面倒を見る事にした
「それで、怪我の方はもう大丈夫なのか?『ムックル』」
天雅が助けたポケモンとは、むくどりポケモンのムックル
「うん、もう平気………」
「そうか!よかった………ところでムックルって群れで行動するんだろ?もしかして、はぐれちまったのか?」
群れからはぐれたのではと心配する天雅に対し、ムックルはその言動が不思議に思えるらしい
「何で心配そうな顔をするの? 俺は野性のポケモンだよ…………って、俺の言葉が分かるハズないか」
「何でって………ポケモンが傷付いてんのに助けないワケねーだろ、野性だって同じだ」
「!!……俺の言葉が分かるの!?」
ムックルの言葉に当然とばかりに答える天雅だったが、原型の状態である自分の言葉を理解している受け答えにムックルは心底驚く
「え?あぁ、一応」
だが既に強羅や炎神とピアスの性能を試した天雅はけろっとして答え、ムックルはまさに開いた口が塞がらないとばかりにポカンとしている
「まあ、これを付けてるお陰だけどなー」
天雅がナナカマド博士に貰ったピアスを見せると、ムックルも何とか納得した様子で頷く
「そ、そうなんだ…………」
「それより、さっきの質問答えてくれよ?」
「あ、うん。確かに俺は他の仲間と一緒に行動してたんだ…………でも」
「でも?」
「群れで移動してたとき、何匹かでスピード勝負をしたんだ…………群れからあまり離れなければ大丈夫だと思って」
「それで?」
「負けたくなくて、夢中で飛んでたんだ……そして気が付くと」
「う、うん…………」
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