―204番道路―
「ふー、見つかんねぇな……」
それから一行は強羅の情報を頼りにコトブキシティを出発し、ムックル達を捜しだすが
街から北へ行ったこの道路でムックルの群を捜し始めて約一時間、天雅達は目当ての群れが全く見つからずに困っていた
「聞いた話だとこの近くに集まってるらしいんだが………」
「もしかして、もう移動したのかも…………ぐすっ」
ムックルはいつまで経っても自分の群が見つからず、不安が募っていくばかりである
「だ、大丈夫だよ!僕達が見つけてあげるから!!ねっ?」
炎神が慌てて涙ぐむムックルを慰めると、天雅もそれに頷いてムックルを安心させる様に撫でる
「炎神の言う通りだぜ、ムックル。それに強羅の情報が間違ってた事は一度もないから、信頼しろよ?」
「うん…………っ、分かった……」
それを聞いてムックルは溢れそうになる涙をなんとか堪え、再び天雅達と仲間を捜す
―30分後―
「み、見つからない……………」
だが一行の捜索は空回りが続き、数十分後には流石に天雅も心配するなという方が難しくなっていた
「くそー、本当に移動しちまったのか………!?」
強羅の情報が間違っていたとは思いたくないが、現実を受け止めない訳にもいかず天雅は悩む
するとムックルはそれを感じ取ったのか、ぽつりぽつりと諦めに近い涙を流す
「うぅっ……もしかして俺、置いてかれたの…………?」
「えっ?」
突然の言葉に驚く天雅だが、ムックルは期待をしない方が良いと感じているのか俯いたままだ
「だって、これだけ捜しても見つからないし………俺のことなんてきっと……」
見つからない仲間に涙が溢れ、零れ落ちそうになったその時
「馬鹿っ!!仲間が捜してるかもしれねーのに、お前がそんな事言ってどうする!!?」
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