「食らえー!『マッハパンチ』!!!」


すると次の瞬間目にも止まらぬ速さの『マッハパンチ』が、ズガイドスの頬にめり込む


「ズガイドス!!」


「『マッハパンチ』……?って事は………!」


神秘的な光が収まりフィールドで炎を揺らしているのは、ヒコザルの進化系『モウカザル』
その姿を視認した天雅は、急いでポケモン図鑑を取出しデータを見る



『モウカザル・やんちゃポケモン、ヒコザルの進化系。天井や壁を利用して空中殺法を繰り出す、尻尾の炎も武器の一つ』


「炎神…………だよな?」


「そうだよ……………兄者!」


自分を兄と呼ぶモウカザルは炎神しかいないと確信し、天雅はここから一気に巻き返しを図る



「そっか…………………よっしゃ!こっから逆転するぞ炎神!!」


「あぁ!任せろ!!」

進化して一段と輝きの増した瞳と力強い頷きで、炎神はヒョウタ達を見やる


「まさか、進化までするなんて!本当に君達には驚かされっぱなしだよ………でも、負けるわけにはいかない!!」


予想外の展開が続くバトルにヒョウタの声量は自然と増し、少なからず高揚しているのが伺えた


「勝つのは俺達だ!炎神、『ほのおのうず』!!」


「ズガイドス!『すなあらし』で迎え撃て!!」


そしてこの戦いに決着をつける為、『すなあらし』と『ほのおのうず』がフィールドの中央で激しく衝突する



「『がんせきふうじ』で動きを封じろ!!」


「跳んで躱せ!!」


「逃がすな!連続で『がんせきふうじ』!!」


炎神は身軽な動きで『がんせきふうじ』を躱すが、それを追い詰める様に絶えずフィールドから岩が突き出て来る


「くそっ、このままじゃ勝てねえ!!何かいい方法は………!…………あっ」


進化したとは言えこのままでは勝てないと感じる天雅だが、ふと『がんせきふうじ』で地面から突き出た岩が目に留まった


「確か、モウカザルの特徴は………」


『天井や壁を利用して空中殺法を繰り出す』


「あれだ……………!炎神!あの岩を使って得意の空中殺法見せてみろ!!」


「わかった!!」



図鑑の解説をヒントに策を編み出す天雅に応えて炎神は岩から岩へ凄い速さで飛び移り、ズガイドスを翻弄しながらダメージを与えていく


「落ち着けズガイドス!『しねんのずつき』で岩を壊すんだ!!」


だがヒョウタ達もこの状況で冷静さを失わず、ズガイドスは『しねんのずつき』で岩を次々と壊す



「くっ、次で一気に勝負を付けるぞ炎神!」


「それなら僕達も…………ズガイドス、最大パワーで『ずつき』!!!」


「炎神!最大パワーで『マッハパンチ』!!!」


「いくぞ!!」



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