―205番道路―


「くそー!!どこ行ったあの未確認生命体!!」


ソノオタウンから東へ進んだ道路までやって来た天雅達だが、不覚にも先程の連中を見失ってしまい現在立ち往生せざるを得ない状況となっていた

「あー、どうすっかなぁ…………あれ?」

宇宙人と思わしき奴らを見失いどうしようかと考える天雅だったが、ふと視界の端にうずくまって嗚咽を漏らす女の子を見つけ慌てて駆け寄る

「どうした!?」


天雅が驚いた様子で何があったか尋ねれば、その女の子は顔をくしゃくしゃにしながらも懸命に喋り出す


「あのね……パパに会いにいこうとしたら宇宙人がいっぱいいて『あっちに行け!!』って言われて会いに行けなかったの……ぐすっ」

「宇宙人……って、アイツらか…………なぁ、その宇宙人って何処にいるのかな?」


どうやら天雅達の捜している宇宙人に追い返されたらしい女の子に、その連中が何処にいるか聞いてみると
女の子は小さな手で更に先に続く谷間への道を指差す


「パパがお仕事してる発電所だよ、この道をまっすぐ行ったところ………」

「よーし!それじゃあ俺達がその宇宙人達追い出して、パパに会わせてやるよ!!」

「ホントっ!?」


これも何かの縁だと感じた天雅は迷いなく発電所に向かう事を決め、その言葉に女の子の顔に僅かに笑顔が戻る


「あぁ、約束する。それじゃあ君はここで待ってて!!」

「うん!頑張って!!」


父親に会わせるという約束を交わした天雅は、女の子にこの場で待つよう言い聞かせ発電所の方角に向かって走り出す


「おい皆、作戦変更するぜ……あんな小さい女の子泣かせるなんて人間だろうが宇宙人だろうが許さねぇ!」


そしてボールの中の三匹にそう語る天雅は、お節介をやかずにはいられないとばかりに駆ける速度を上げていく


「分かってる」

「放っておけないからな!」

「そうだよね?マスター!」


すると三匹もトレーナーと同じ考えらしく、心強い答えに天雅は笑みを浮かべ


「よく分かってるじゃねーか、流石は俺の仲間だ!」

当初の目的でもある宇宙人と対面するべく、天雅達はひたすら発電所を目指す


「それじゃ、宇宙人退治といくか!!」



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