「それにしても上手くいったなぁ」


思った以上にすんなり発電所へ入れたことに、天雅は機嫌よく歩を進める


「それはそうだろ………」

「なに強羅、褒めてんのか?」

「俺はもう、いろんな意味でお前を褒めたい…………」

「何か分かんねぇけどありがとな、強羅」


かなり単純な造りをしている天雅の脳内はお気楽そのもので、強羅の言葉にも悪意を見出だす事なく素直に礼をしてしまう


「(今更だが、こいつの脳内はどうなっているんだ?)」


パートナーとして強羅は泣きたい若干気持ちになるが、天雅がそれを理解してくれる日は訪れないだろうとも諦めている
するとその時、一行の侵入がバレたのか早速何人もの宇宙人が現れ行く手を阻む


「おい!お前らそこで何してる!?」

「誰も入れるなと見張りに言っておいたのに!」

「あ、宇宙人」

「こらっ、宇宙人って言うな!!気にしてんだからっ!!!」

しかし天雅は能天気そのもので、まるで少し珍しいポケモンでも見つけたかの様な反応を示す


「あー……」

「その服気にしてたんだ……」

「可哀想に…………」

自分達の服装について気にしていた宇宙人達は、天雅から同情の眼差しを向けられる


「お前らに言われたくないっ!!」

「うるさい」

『うわあぁぁんっ!!!』


追い討ちを掛ける様な強羅の冷たい一言に傷ついた宇宙人達は、全員泣きながら逃げてしまいその場には天雅達だけが残る


「何しに来たんだろ、あいつら」



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