―ハクタイシティ―


二つ目のジムがあるこの町に到着した天雅達、しかし四人が今いるのはジムの前ではなく………怪しげなビルの前だった


「何というか、また悪趣味なビルだな……」


そのビルは左右に大きく鋭いトゲが付いており、正面には見覚えのある「G」の文字が描かれている
まさに悪趣味という言葉を形にしたかのような建物だ


「よくこんなセンスの無いビルを作れるな……」


天雅の隣で強羅がしみじみ呟く


「まぁ、全員パッツン頭で同じ服着てるのがアイツらのセンスなんだろーし、いいんじゃねーの?」

「凄い嫌味だな、ソレ」

「一応フォローのつもりだぞ?」

「今のはフォローとは言わない……」

「兄者、強羅。もういいから……どうするのか考えよう」


このままではいつまで経っても話が進まないので、炎神は強羅と天雅の間に入って会話を止めた



―数分後―


「そんじゃ、突撃開始ぃ!!」

「と言うか、強行突破以外にいい作戦が思い浮かばなかったんだろ」

「…………さ、先行ってるなー」


発電所に続き数秒の沈黙の後、今回も無計画な天雅はそそくさとビルの方へ走っていった


「………アイツの脳内には強行突破しか無いのか?」

「今回は変な服着るって言わなかっただけで十分だ………」


強羅は呆れていたが、炎神は発電所の事もあってか心底ほっとしているらしい


「二人とも、マスター行っちゃったケドいいの?」



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