―テンガン山―




シンオウ地方を二つに分ける巨大な山



内部は広大な迷路になっており、山頂には古代の遺跡もある神聖な場所



そこで天雅達は、トレーニングの真っ最中だった



現在はゴルバットの大群に囲まれて逃げ場が無い状態である

しかし天雅は慌てる様子もなく、ニヤリと笑ってモンスターボールを上に投げた




「炎神!『かえんほうしゃ』!!!」



天雅が指示を出すと『炎神』と呼ばれたポケモンは、『かえんほうしゃ』で次々とゴルバットを倒していった




最後の一匹を倒すと、炎神は天雅の方に駆けていく




「兄者、どうだった?」



「うん、『かえんほうしゃ』はもう完璧だな!!」



「本当かっ!?」




「あぁ、よく頑張ったな!」



そう言うと天雅は笑って炎神の頭をクシャクシャと撫でた



「さっきからぶっ通しでやって疲れただろ?少し休むといい」



「分かった!そうする」



そう言うと炎神ことモウカザルは、人の姿になり近くの岩に腰を下ろした




「それじゃ、次は駿羽だな」



「りょーかーい」



駿羽と呼ばれた灰色の髪の少年は、嬉しそうにそう言ってムクバードに戻った




「それじゃー、駿羽はレベルアップといくか!」



「炎神みたいに新しい技、特訓しないの?」



駿羽は首を横に傾けた




「確かに技も磨きたい。
でも、お前は鍛えておけば…………近いうちに進化できるかもしれないし」




「進化!!ホントに?マスター!!」



駿羽は、天雅の
『進化』という言葉に過剰に反応した




「まぁ、お前が頑張ればな?」



「分かった!俺頑張るからね、マスター!!」



駿羽は張り切ったように天雅の頭上を飛び回った




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