『何故邪魔をする!そいつは俺達の仲間を傷付けたんだぞ!?』



ゴローン達は次々リオルに向かって叫ぶが、当のリオルは全く動じずに言葉を続けた



「違う、この者はお前達の仲間を傷付けてはいない」



『何だとっ!!?』



リオルのその言葉にゴローンだけで無く、天雅も驚く




「リオル………………どうして俺が何もやってないと言えるんだ?」




「それは、私に波導を読み取る力があるからだ」



「波導………………って、気やオーラみたいな物だよな?」




「そう、そして私はゴローン達の住みかに強い波導を感じて向かってみると………………住みかは攻撃された後だった………」



『それなら、この人間が住みかを襲っていないと言う理由は何だ!?』




ゴローン達は、急き立てるようにリオルに聞く


するとリオルは静かに答えた




「それは…………この者と、お前達の住みかを襲った人間の波導が……………違うからだ」



「………………波導って、それぞれ違う物なのか?」




「あぁ、この世の万物には波導があり、全て違う波導を持つ」




『それじゃあ………全て、俺達の勘違いだったのか……………?』



「そういう事になるな……………」




リオルの言葉を聞くと、ゴローンはがっくりと膝を地面に付いた



『……………すまなかったな、疑って……………』



ゴローン達は申し訳なさそうに天雅に頭を下げた、だが……………




「謝んなよ、仲間を傷付けられれば誰だって怒るさ。…………………だから顔を上げろよ?」




天雅はいつものようにニコニコ笑って、ゴローン達そう言った





『あ、あぁ………………優しいんだな』




「普通だと思うぜ?少なくとも俺はな」




『…………そ、それじゃあ俺達は仲間の所へ戻る。迷惑をかけたな……………じゃあな』



「迷惑じゃねぇよ、んじゃな!」



天雅は、去っていくゴローンに手を振った



その時、腰に付けているモンスターボールが開き三匹が飛び出してきた



「マスタぁーーっ!!!」



「兄者っっ!!!」



「うわっ!!」



いきなり炎神と駿羽に抱き付かれ、天雅は後ろへ倒れる



「マスター…………よかったぁ……………ぐすっ」



「兄者にもしもの事があったら…………俺はっ!」



二匹は半泣きで天雅にしがみ付いた



「ゴメンな………………………炎神、駿羽」




そう言って天雅は優しく二匹の頭を撫でてやり抱き締めた



「…………………天雅」



「強羅………………」



見上げると、強羅は眉を寄せて天雅を見ていた



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