バックに詰め込んだ愛の行方





「はい、どうぞ。」


目の前にはコーヒーと軍人さん。
私の横には衣類が適当に詰まっているバック。
ほんの一時間前に愛を探す旅に出ようと家を飛び出してきたのだけれど補導。
どうやら私の旅はたった1時間で終わってしまった模様だ。
この軍人さんは私を警察に引き渡すつもりのようだし。


「寒くないですか?」

「…はい。警察は…まだですか?」

「警察の方は呼んでいませんよ。」

「え?!どうして??!!」

「反省をしている人を更に追い詰めるのはあまり好きではないんです。それを飲んだらちゃんとお帰りなさい。」


軍人さんは優しく笑った。


「…あの、お名前は??」

「私ですか?カツラギと申します。」


カツラギさんかぁ…。
お父さん、お母さん、私家出した甲斐がありました。
ちゃんといくらでも怒られます。
だからその後で私の話を聞いてね。


私、愛を見つけました。


「カツラギさん、惚れました!好きです!!」




暴走少女(笑)

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