見ているこっちが恥ずかしい
見ているこっちが恥ずかしい
期待の一年、リエーフに恋人ができたらしい。しかもその相手は、音駒のバレー部マネージャーの霜月ミオ。俺たちもよく知るそのカップルは、とにかく場所を選ばずくっついている。
「ミオ〜!」
「もう、リエーフくん。まだ部活中だよ」
「いいじゃん」
今日も今日で暇を見つけては、リエーフは霜月にくっつき始めた。リエーフは大きな体を屈め、霜月に頭を撫でてもらっている。どうみてもあいつらはバカップルだ。
「おいリエーフ、部活に集中しろ」
「黒尾さん。だって今は休憩中ですよ」
「あのなあ。休憩中っつったって部活中には変わらねえだろ」
俺があきれて注意するも、リエーフはこともあろうか言い返す始末だ。
霜月に至ってはなにも言えずに戸惑うだけ。
「霜月からもなにか言えよ」
「えっ、……リエーフくん、離れて」
「やだ」
「も〜! 仕方ないなあ」
結局霜月はリエーフに強く言えず、頭を撫で出す。俺の存在なんか無視して二人の世界にひたるこいつらに、見ているこっちが恥ずかしくなってしまった。
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三周年企画。
先輩マネとリエーフのバカップル。
企画参加ありがとうございました!
170426