四人(「
彼らは幼馴染」続き)
四人
クロに恋人ができて、おれは一人で休み時間を過ごすことが多くなった。はずだった。
最近ゲーム友達ができたおれは、昼休みになるとその子と一緒にゲームをしている。同じクラスの霜月は、おれの貴重なゲーム友達だった。
「えい!」
「霜月、静かにやって」
「だ、だって、力んじゃう……あー、負けた!」
霜月はどうやらゲーム初心者らしく、正直に言って弱かった。おれがゲームに慣れているのを抜きにしても、ものすごく弱かった。だけど、一緒にゲームをする人がいるのは悪くないと思っている。
「おやおやおや、研磨に彼女ができたのかな?」
「クロ、やめてよ」
そこに現れたのはクロとその彼女さんだった。おおよそ、クロはおれを心配して様子を見に来たんだろうけど、それにしてもからかうのは腹が立った。
「別に。霜月はただのゲーム友達」
「そ、そうですよ、黒尾先輩」
「へえ。霜月って言うんだ。なあ、お前ら昼食った?」
「まだだけど」
「じゃあ、一緒に食おうぜ」
そうしてなぜだか流れで、クロとクロの彼女さんと、おれと霜月で一緒に昼ご飯を食べることになった。
クロのおせっかいは言い出したら止まらないから、おれはおとなしく一緒に弁当を食べることにした。
霜月は霜月で緊張していたけれど、おれには霜月をかばう余裕すらなかった。下手に霜月をフォローしたら、クロがまたからかってくるのは明らかだったからだ。
そうなってしまうと、おれはもちろん、霜月にまで迷惑が掛かってしまうため、おれはひたすら黙って弁当を咀嚼した。
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柚希さまリクエストです。
研磨くんで「
彼らは幼馴染」続きです。
期待に添えたか分かりませんが精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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