間違える
間違える
木兎さんは早とちりな所があるにしても、これはいくらなんでも酷すぎるとため息が漏れた。
「赤葦! 新入部員の霜月だ!」
「え、ちょ、え?」
木兎さんは部活に入っていない、かつ運動神経のいいその子に目をつけ、そして問答無用で部活に連れてきたようだ。だけどその子もその子でこういったことに慣れているのか、直ぐに現状を把握し、木兎さんに言った。
「私、女です」
「えっ! マジで?」
「マジです」
そう、その子は紛れもなく女の子だったのだ。こんな間違いは彼女に失礼すぎると思うのだが、木兎さんは女の子であった驚きよりも、バレー部員が増えないショックの方が大きかったようだ。
「ごめんね、霜月……だっけ?」
「あ、大丈夫です。よくあることなので」
確かに彼女は髪の毛が短いし、性格も男っぽいかもしれない。だけどどこからどう見たって女の子だろうに。
木兎さんの勘違いにため息を漏らしながら、木兎さんの代わりにひたすら謝った。
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穂香さまリクエストです。
赤葦くんで木兎さんに男と間違われるお話です。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
170608