俺もだ



俺もだ




わたくし、青葉城西高校三年ミオは、非常に幸せである。
どのくらい幸せかというと、もう空を飛べるんじゃないかってくらい毎日が幸せだ。
なぜかって?

「ふふ、えへへ……」

「おいミオ、なに独りで笑ってんだ?」

私が独り笑いをしたものだから、隣にいた一くんは心配そうに私の顔を覗き込む。

「えー? いや、幸せだなあって?」

私はお構いなしにのろけて見せた。

今日は月曜で祝日だから、一くんの部活もお休み、学校もお休みで久々のゆっくりしたデートだった。
一緒に水族館にいったあと、帰りに一くんの家によってゆっくり談笑している。
私はすごく、幸せだった。

「えへへ」

また独り笑いをこぼせば隣にいる一くんに抱き寄せられた。
あったかいなあ。

「好きだ、ミオ」

「ん、私も、好き。いや、愛してる」

私は一くんを見上げて満面の笑みを向けた。
一くんもやさしく笑ってくれて、そのまま二人の唇が重なった。

「俺もだ。愛してる、ミオ」

ああ、ほんと。幸せすぎて爆発しそう。



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90万ヒット企画より。
「愛してる」

このコメントの対になるタイトル、"俺もだ"というお話を目指しました。


151021