まっきーと私

まっきーと私


春の日差しが暖かい教室。私と彼はいつも通り他愛ない話をしていた。

「まっきーはいいなぁ」

「は? 何がだよ、ミオ」

私は頬杖をついてまっきーをみた。
いいよな、かっこいいし、面白いし。

「だって、部活に充実してるし、もてるし」

私はひとつ息を吐いた。

「はあ? いきなりなんだよ!」

それでもまっきーはからからと笑う。私の気持ちなんか知らないんだろうな。

「まっきーって、クラスのムードメーカーだしさ。なんかずるいな」

「だから、意味わかんねえって」

まっきー。まっきー、好きだよ。

「でも、ちょっと嬉しいわ」

「? まっきー?」

彼は急に真面目な顔になったかと思うと、おもむろに私の頭に手を乗せる。

「好きな女子からそういわれたら、嬉しいわ」

ぽかん。開いた口が塞がらない。まって心の準備が出来てないよ。
そんな私をよそに、彼は私の気持ちを知っているかのように笑っていた。



160503