応援団(「
知ったとしても」続き)
応援団
マッキーの応援に毎日のように行っていれば、おのずとバレー部の面々と接点ができるわけで。
「まーたミオちゃんはマッキーの応援?」
「及川くん、うるさいな」
「おー、怖い」
あからさまに楽しんでいるのは及川くんで、対して岩泉くんは、
「花巻も知ってて知らないふりしてるよな」
「だよなー、わかる」
ずばり痛いところを突いてきて、そんな岩泉くんに相づちを打つのは松川くんだ。
三人とも私の苦労を知ってはいるものの、助けたりはしてくれない。
「だいたい、何で俺じゃなくてマッキーなの?」
「及川くんは女誑しだからね。その点マッキーは紳士だし」
「ひどっ。ねえ、岩ちゃんからも言ってやってよ」
「霜月の言うことは正しいだろ」
「がーん」
岩泉くんと及川くんのやり取りに、私と松川くんは笑いを漏らす。
本当にこの二人はいいコンビだ。
「で、霜月は告白しないの?」
「松川くん、それは……」
「ああ、悪い。花巻があんなんじゃ告白しずらいよな」
松川くんも、きっと岩泉くんも及川くんもわかっているのだ。
花巻くんは私の気持ちを知っていながら、友達以上に踏み込めないように一線を置いていることを。
それでも私は、いつか花巻くんにまっすぐ向き合いたい。
「まあ、私のペースで頑張るよ」
力なく笑えば、
「「「頑張れよ」」」
三人が声を揃えて私を激励した。
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ゆふさまリクエストです。
花巻くんで「
知ったとしても」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
170830