午後のひととき

(「ヤミ」続き)


午後のひととき


この前、浩輔に無理矢理にヤられた。そのときは怖くてしかたがなかったけど、でもそのあと彼は私に謝ってくれた。
だから私は彼と別れる道は選ばなかった。

そんなある日。
部活が始まる前、私はいつものごとく伊達工のバレー部のみんなと雑談を楽しむ。

「ミオちゃんは最近どう?」

優しく笑う茂庭さんに私もつられて笑い返した。

「はい、毎日楽しいです」

「つか、ミオはどじだから見ててはらはらする」

二口さんは私にそう言って頭を乱暴に撫でた。

「もう、二口さん、子供扱いしないでください」

乱れた髪を手ぐしで整えながら言えば青根さんが無言で頷く。

「霜月は子供じゃないっすよ!」

黄金川くんが話の輪に入れば二口さんは黄金川くんを生意気だ、とがしっと首に手を回した。

「ミオ、楽しそうだね」

「浩輔くん……!」

そこに現れた恋人の浩輔くんは私を見て柔らかく笑った。

「うん、楽しいよ」

「そう、それはよかった」

浩輔くんは相変わらず柔らかく笑っていた。

優しい時間、午後のひとときのこと。




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あやせさまリクエストです。
作並くんで「ヤミ」続き、伊達工メインでほのぼのです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



160512