特別なクリスマス

特別なクリスマス




今年のクリスマスはとても楽しみにしていた。
恋人の浩輔くんと過ごす予定だからだ。

バレー部の部活を終えた彼と合流し、イルミネーションのきらめく町を歩く。二人の手はぎゅっと繋がっている。

「きれいだね」

「うん。ミオと来られてよかった」

ほっとしたような、それでいて嬉しそうに照れ臭そうに笑う浩輔くんにどきりとさせられる。

「そろそろ寒いし、どこか店に入ろうか」

「うん!」

そうして適当にレストランに入る。
クリスマスだけあってお店は満席で、私たちはしばらく席が空くのを椅子に座って待っていた。

「でも、待つのもなんかわくわくするよね」

「そう? ならよかった」

浩輔くんと一緒なら、何をしても楽しい。それが本音だ。

しばらくして、席に案内される。

「何食べよ」

「あー。あのさ、ミオ」

私がメニューを広げる中、浩輔くんは鞄から何かを取り出した。プレゼントのようだ。

「これ。メリークリスマス!」

渡された小包と浩輔くんを交互に見る。まさかプレゼントまで用意してくれるとは思わなかった。

私は慌てて鞄を明け、包装されたプレゼントを取り出す。

「私も、これ。メリークリスマス」

渡したそれを浩輔くんもまじまじと見て、そのあと二人とも無言でプレゼントを開ける。

私の方は、ブレスレットが入っていた。
キラキラ光るそれは可愛らしく、私の好みそのものだ。
私は浩輔くんを見る。浩輔くんは包みから出てきたマフラーを見て固まっていた。
私の手編みのそれは、少し不格好だ。引かれただろうか。

だけど浩輔くんはそのマフラーを首に巻き、私の方を見て笑った。

「あったかい。ありがとう」

ああ、頑張って編んでよかった。
私も、浩輔くんにもらったブレスレットをつけ、浩輔くんに笑いかける。

「ありがとう。大事にする」

特別なクリスマスの時間を君と。



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150万hit&クリスマス企画。
つゆりさまリクエストです。
メリークリスマス!


161211