ごめん(「
本当の気持ち」続き)
ごめん
ミオは茂庭さんが好きだ。なのに俺と付き合っていて、俺はミオを無理矢理抱いた。
「ばかみてえ」
だけど俺は、ミオが好きになってしまっていた。
行き場のない気持ちは日に日に膨れ上がり、とうとう爆発した。
俺を避けるミオを校舎裏に呼び出す。
「堅治くん?」
そのままミオを壁際に追い込んで、ミオを見下ろし、問う。
「ミオ、ひどい子としてごめん。今さらだけど、俺はミオが好きだ」
本当に今さら過ぎる。思いを口にして、改めて怖くなる。
だけどミオは俺を怒るわけでもなく、笑った。
「私ね、茂庭さんのことは憧れてはいるけど、好きではないんだよ」
「ならなんで俺と付き合ったんだよ。茂庭さんが好きだったなんて嘘言って」
少し声が荒くなってしまう。
俺は茂庭さんの彼女が好きだった。そしてミオは茂庭さんが好きだった。
だからお互いに失恋したもの同士で付き合おう、ミオは確かにそう言った。
「私ね、軽蔑されるかもしれないけど。堅治くんと付き合いたかったの。傍に居たかったの」
本当にバカなやつだ。
だけど鈍い俺はもっとバカだ。
「俺はミオの気持ちに気づかなかったしひどいこともした。そんな俺でもいいのか?」
震える声で問えば、ミオは泣きながら頷いた。
愛しかった。
「ミオ、改めて俺と付き合ってくれ」
「うん。うん!」
力強く返事をしたミオを抱き締める。
肩を震わせながら泣くミオは、どうしようもなく愛しかった。
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優月さまリクエストです。
二口くんで「
本当の気持ち」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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