先輩彼女

先輩彼女



俺の恋人は三年生だ。
大人で、それでいてかわいくて、自慢の彼女。

「工〜! がんばれー」

ふにゃりとした笑顔で俺を毎回応援に来てくれるミオさんは本当にかわいい。

「任せてください!」

いつも以上に練習試合に力が入る。



放課後は、いつも一緒に帰る。

手を繋ぐのが精一杯で、あまり会話が続かない。
ミオさんの手は柔らかくてあったかい。

「工くん、今日もかっこよかった」

「え! あ、はい。ありがとうございます!」

ミオさんはいつだって俺のほしい言葉をくれて、でも俺はうまくミオさんに気持ちを伝えられない。

「工くん?」

「俺。俺、ミオさんに見合う男になります!」

告白したときよりも緊張していた。
いつか、ミオさんのことをもっと知って、もっと大好きな気持ちを伝えられたら。

「うん、楽しみにしてる」

ふわり、笑うミオさんに、心臓がパンクしそうになる。
やっぱり俺は、まだまだ敵わないのだ。




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150万hit&クリスマス企画。
りんごちゃんさまリクエストです。
メリークリスマス!


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