一方通行
一方通行
好きな子がいる。
その子は人見知りで引っ込み思案で、俺とはあまり接点がない。
「霜月、おはよ」
「……!?」
最近、折に触れて話しかけるようにしているが、霜月が返事をくれたことはまだない。
「霜月って、バレー好き?」
「あ、え?」
俺にはバレーくらいしか取り柄がない。
その取り柄も、レギュラーの座を一年に奪われたばかりだが。
「俺、バレー部なんだけど……あ、俺の名前知ってる?」
初歩的なところから始めようと思ったのだ。
今さらだけど、名前を紹介するところから。
「え、と。瀬見くん……?」
「……! 知ってたんだ」
少し、いや、物凄い嬉しい。
俺は思わず霜月の手を握っていた。
「よろしくな! 霜月!」
「……!?」
霜月は俺の手を振りほどき、走り去ってしまう。
勢いとはいえ女子の手を握ったことに、俺は漸く我に返り、今さら顔に熱が集まるのがわかった。
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リクエストです。
瀬見くんと人見知りの夢主です。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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