責任

(「はらはらドキドキ」続き)



責任



信じられない。
部室に人が来たからってロッカーに隠れるなんて。しかも私は上半身になにも着ていなかったのに。そもそもだ。部室で着替え中の私がいるのに気づかずに入ってくることが信じられない。
それで動揺したからって、部室の外から聞こえた声に慌てて私を引っ張ってロッカーの中に隠れるなんて本当にどうかしてる。何度でも言おう、信じられない。

ぷりぷりとマネージャー業をこなす中、白布くんがばつが悪そうに私に話しかけてきたけど、私は無視を決め込んだ。どの面下げて私に話しかけるの。あんなことしておいて。あんなことしておいて!
本当に信じられない。今日はそればかり言っている気がするけど、本当に私は怒っていた。

だから私は白布くんから逃げるように倉庫に来たのに、白布くんまで倉庫に入ってきたのだった。

「なあ霜月、ごめんって」

「……」

「あーもう、無視するな!」

手を引っ張られる。そして体勢を崩す。
本日二度目の密着。私の上に白布くん。押し倒される形で私たちは密着していた。もう嫌だ。信じられない。

「ごめ……ちゃんと責任取るから」

「は?」

「好きだから、ちゃんと責任とるから!」

やっぱり信じられない。
何を言うのだろうかこの人は。だけど今の私に逃げ道などなくて、しばし見つめあうことしかできなかった。



――――――――
穂香さまリクエストです。
白布くんで「はらはらドキドキ」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



170611