お疲れさま
おつかれさま
ある日の昼休み、俺はミオに引き連れられて屋上に来た。
最近は悩みごとのせいでなかなか眠る時間がとれず、ミオはそんな俺を心配していた。
「大ちゃん、ほら」
屋上の椅子に座ったミオは太ももをぽんぽん、と叩く。それはつまり、そこに寝ろと言うことなのだろうか。
「ミオ、……じゃあ失礼するよ」
断るのも気が引けたから、俺はミオの膝に頭をのせた。柔らかかった。
ミオは幼馴染みで、周りのやつは単純だとかいうけれど、俺はそうは思わなかった。純粋なだけだ、といつも周りのやつに言い返してきた。
それにしても、膝枕ってこんなに心地いいのか。俺が目を閉じたら、ミオがそっと俺の頭を撫でてきた。
それが子供に対するそれと同じだったから、なんだか悔しくなって俺は起き上がってミオを見た。
「大ちゃん、どうしたの?」
「ミオ、俺。ミオが好きだ」
「? 私も大ちゃん、好きだよ?」
こてん、と首をかしげたミオはきっと俺の気持ちに気づいていない。
悔しいけど、もう少しゆっくりと距離を縮めるしかないか。
俺は再びミオの太ももに頭をのせた。
「おつかれさま、大ちゃん」
俺の気も知らず、ミオはまた俺の頭を優しく撫でた。
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千明さまリクエストです。
澤村くんで膝枕してあげるおはなしです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
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