髪フェチ!

髪フェチ!




私は大の髪フェチだ。
執事の影山はさらさらヘアのイケメンで、その見た目で採用を決めた。

「ミオさん、いつまでなでるんすか」

「いいじゃない、減るもんじゃないし」

疲れたとき、悲しいとき、嬉しいとき。
私は影山を呼び出して、向かい合わせに膝に座って影山の髪を撫で透くのだ。

さらさらで気持ちいい。

「ミオさんは甘えたですね」

「何とでも言っていいよ」

だって、甘えるのは君にだけだって気づいてないのかな。

「……! 影山?」

「お返しです」

あろうことか、影山は私の頭を撫で返してくる。
私は一応、ここの主で影山の雇い主なのに。

「や、やめてよ」

「やめません」

髪を掬ったり撫でたり、なんだか気持ちよくなってしまって、うとうとする。

「て、ミオさん?」

とうとう寝落ちした私を、このあと影山は困惑しながらずっと膝に乗せていたらしい。
いや、ベッドに運ぶとか考え付かないのかなあ。



――――――――
150万hit&クリスマス企画。
メリークリスマス!


161213