傍にいるだけで

(「いつか」続き)


傍にいるだけで




ミオは幼馴染みだがかなり年下の女の子だ。
そして、俺が失恋した女の子の妹で、恐らくミオは俺を好いてくれている。

だこど、俺とミオには歳の差の壁があり、俺は踏み込めずにいた。

「嶋田さん、あのね」

そんな俺に、ミオはいつもと変わらず接してくるのだ。
ミオの気持ちを知りながら、俺はミオと向き合うことをしなかった。



そうして半年が過ぎたころ、ミオが忠と仲良くする場面に出くわした。

「なんだよ……」

いらいら、した。
もはや自分の気持ちは誤魔化せない。
俺はミオが好きだったのだ。




最近、山口くんに恋の相談に乗ってもらっている。
私の好きな人は、幼馴染みの嶋田さん。
年上で大人で、でも私は知っている。嶋田さんは姉が好きなのだ。

「嶋田さん。こんにちは」

嶋田さんは私の気持ちを知っている。その上で私は嶋田さんと接するのをやめないのだ。
きっとまだ嶋田さんは姉が好きなんだろう。だけど私は、傍にいられるだけで幸せなのだ。



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優希さまリクエストです。
嶋田さんで「いつか」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!



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