決心(「
白鳥沢バレー部」続き)
決心
白鳥沢での合宿も終盤、今日も体育館の入り口に天童さんの妹がいた。
五色になにやら話しかけていたかと思えば、五色は僕の方を向き手を振ってきた。
「月島ー! 天童さんの妹さんが連絡先聞きたいんだってー!」
不本意だったに違いない。天童さんの妹は五色の行動に明らかに動揺し、鷲匠監督をちらりと見ていた。僕までつられて鷲匠監督を見てしまう。
「お前らの恋愛には口出しはせん。マネージャーをやるからには死ぬ気でやれ」
「は、ハイッ!!」
思いもよらない答えと、彼女の凛と響く返事は僕を決心させた。
ジャージのポケットに忍ばせた紙をぐしゃりと握る。
今度彼女にあったら渡そうと、僕の連絡先が書いてある紙。
「ま、ミオがやるっていうんならフォローしなきゃねぇ」
嫌みな天童さんの言葉すら、今の僕には通じない。
「うおー、負けねえ!!」
「うるさいボール拾い」
その日僕は、彼女と連絡先を交換した。
―――――――
千明さまリクエストです。
月島くんで「
白鳥沢バレー部」続きです。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
170423