怖い人
怖い人
ぼんっと彼の手が爆破する。私はびくっと肩を震わせた。
爆豪勝己、個性「爆破」
なぜ私がこんな風に脅されてるのかと言ったら、私にもわからないのだ。
ただ、私の個性も彼と似ていて、触れたものを摩擦熱で爆破することができる。たぶん、それが原因。
「俺と能力かぶるなんざ、いい度胸だ」
「やっ、違うよ……私はさわらないと爆破できな、っ!」
ぼんっ。
行きなり彼に両手を捕まれ爆破された。地味に痛い。
私と彼は、幼馴染みだった。だけど個性が出てからというもの、彼は私をぞんざいに扱うようになった。
「爆豪くん、かはっ」
ぼんぼんっ。
なぜだろうと考えても、答えはでない。だけど私の個性が彼の気にさわったことだけはわかる。手加減されてるとはいえ、こんなに攻撃されるなんて。
「やり返さねえの?」
「っ、やり返す理由が、ないから」
痛む体を押さえながら言えば、彼は面白くなさそうに私に舌打ちをすると、背中を向けて歩き出す。
た、助かった。
だけど私はこの先も彼にぞんざいに扱われるんだけど。
――――――――
みりんさまリクエストです。
爆豪くんで、爆破されるシリアスなお話です。
期待に添えたかわかりませんが、精一杯書かせていただきました。
リクエストありがとうございました!
160501