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八神征志郎(15)。
ただ今人生の瀬戸際に立ってます。







その日は普通に部活を終えて、いつもの通学路を通って家に帰る……ハズだったんだ。

少し寄り道してコンビニで
“月刊テニスだよ☆”なんてふざけた雑誌を買ったのが運の尽きだったのかね?
コンビニの自動ドアをくぐってすぐ。俺の目の前には、刃渡り20cmはあろうかと思われる包丁を持った女。
肩で“フーーッフーーッ”と息をして、その目は狂気を含み、ギラギラしていて正直。

(なんだこの女…マジヤバいぞ)


最初はヤクでもやってんのかとも思ったが、どっからどう見ても女の着てる服はうちのガッコの制服。

「あー……キミたしか、三島さん…だよな?」

包丁女の正体は学校でも一、二を争う美少女、三島 圭子。
初対面だが、彼女の噂は聞いてる。

って今はそんなことはどうでもいい!
俺に命の危機が迫ってる!!


「なぁ三島さん、とりあえずそれ降ろそう…な」

コンビニの店長さんが警察に連絡してもらっている間に、三島さんの説得を試みるも、彼女は一歩、また一歩とじりじり距離を詰めてくる。

「三島さん、もうすぐ警察がくる。何でこんなことしているか知らないけど、もうやめよう」


俺の説得に応じる気は全くないらしい。
あろうことか彼女は目の前の俺じゃなく、たまたま俺の近くにいた、小さな女の子のほうに向きを変えて突進した。
両手にしっかり包丁を握り締め、その矛先もしっかり女の子に向けたまま。

(ヤバい!!)


と思ったときには俺は女の子の前に立って、瞬間には言い難い激痛が走った。


倒れ込んだ地面にはおびただしい俺の血。

(あ〜こりゃ死んだわ)

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