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俺、八神 征志郎。
享年15。
死因、包丁による刺殺。
所謂、失血死。

…マジか。
よく知らない女に刺されて死ぬって、情けない。
いや情けないのは、俺らしいっちゃ俺らしい。
けども、今じゃなくてもいいだろ。
まだやりたいことあったのに。

俺、部活テニス部だったんだぜ。大会…近かったのに…そんなことより、一番の心残りは恋人だよ、恋人。可愛いカノジョつくって、毎日デートしたかったんデスケド!
カノジョいませんけど!生まれて死ぬまで15年間恋人の“こ”の字もできませんでしたが、それが何か!?

『もういい…もういいから』

気づけはば知らん、真っ暗空間。だが自分の体は光という怪現象。
そして幽霊な俺に目の前に涙を滝のように流す金髪イケメン。
なんだこれ…

『俺はキミの世界で神様やってる者です』

【ナマエ:神無威
階級;神様
ヨロシクね〜♪イエイ】

何故かご丁寧に名刺を渡されました。
てか何だこのふざけた名刺。花が飛んでるし。

「あ〜どうも。人間やってた八神 征志郎です。名前で呼んでいただいて構いません。…ところで聞きたいことが山ほどあるんですが」


『ああ、わかってる。征志郎が殺された理由と、三島 圭子の殺人の動機だね』


「それも含めて全部です。……女の子は?」












俺の質問に神無威は丁寧に説明してくれた。
女の子は無事。
というか俺も死ぬ予定じゃなかったらしい。

じゃ何でこんなことに。

『死にさえしなければ数日後に恋人できたんだよなー』

マジか!?ホントに無念なんだけど。
会いたかったなー。
どうしてこんなことになったんだ。
やりきれん。

『すまない。俺が三島を止めきれなかったせいだ』

「三島さんはどうして俺を殺したんですか」

『ホントは、キミじゃなくてもよかったんだよ』

「俺じゃなくても?」


『そう誰でも良かった』

俺を殺した今どきの派手系女子、三島 圭子。学校でも某人気部活のマネージャーを務める彼女の正体は、隠れオタク。

神無威が言うには、三島さんには野望があった。

『ある世界に行きたいと強く願った。毎日のように寺や神社に通い、願掛けした。だが、その願い叶わずに今度はやっぱり生け贄が必要なのね。と抜かして今回の凶行に走った』


ショック。
あの人気者の三島さんが…。
やりきれん。虚し過ぎる。
だが、女の子が犠牲にならなかったんだ、良しとしよう。










『生まれ変わってみない?』

「はい?」

隣で悪魔…もとい、神様が囁く。


『というわけで第2の人生Let's Go♪』


おい!それどういうことだ!説明しろ!!
せ!つ!め!い!

有無を言わさず、神無威は俺を送り出した。
送り出したというより穴に落としたのほうが近いがな。

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