vs 竹谷 八左ヱ門(その後)
土もつれの体を引きずり、俺がやってきたのは不運の巣窟である保健室。
竹谷との行為?で身も心もボロボロだからだよ。
「いーさーくー。いるか」
「征志郎どうしたのそれ」
「あーこれは、ちょっと大型犬に」
「五年生ね。竹谷君でしょ」
言葉濁したのに何故わかる。
「征志郎を力でねじ伏せられる人は限られるし、同学年は容赦ない割には後輩には激甘だからね」
心読まれた。
絶対伊作は読心術の心得があると思う。
「いやそんなの無いよ」
「説得力ねー…」
井戸で傷口を軽く洗って伊作の治療を受ける。
「これでよし。あんまり無茶しないでよ」
「ん。さすが伊作もはやプロだな」
新野先生が太鼓判を押すこの治療技術は職人技。全然痛く無い。
「で、何があったの」
「聞いてくれるか」
「やっぱりいいや。何となくわかるし」
せめてそこは聞けよ。そこで切ったら話が終わっちまうだろ。よし絶対聞かせてやる。嫌がらせも兼ねて言い聞かせてやる。
「伊作…」
伊作の背中にもたれかかってみる。
「ふふ、征志郎が甘えるなんて珍しいね」
「そうか」
「寝たいなら寝てていいよ」
一週間前に久久知で今日は竹谷と迫られたからか、体は思った以上に疲れていたようだ。
伊作に膝を借りて間もなく、すぐに眠りに落ちた。
「ほんと征志郎は五年生と仲良しさんだね」
一刻後に目覚めた後、善法寺 伊作に見事勘違いされていた。
それと同時に八神 征志郎は後輩(五年生)を愛しているという変な噂も流れた。
きっとこいつの不運が移ったんだ。
伊作なんてキライだ。……嘘です。同級生として大好きだ。
end
キャラ迷子…。BLって難しいですね。
- 33 -
*前次#
ページ: